7巻(表紙は織也)
| 闇の末裔(京都編前編) |
| 戦慄の新章・京都編(コッミクの解説より・・・・)の始まりです。ここでは都筑の過去と邑輝との因縁、巽、密、亘理のそれぞれの想いが綴られます。都筑にはかなり辛い内容になっていますが、読者としては彼の過去の一端がかいま見られる重要かつ興味津々なお話。 アニメでも4話に渡り(もう少し長くても良かったなあ)放送されました。Dr.邑輝も話しに絡んでくるのは3巻以来。(6巻でちらっとあのホテルの若社長が話している相手として登場・・・といっても絵はないですが。ここで既に邑輝が京都にいるということが分かります。随分前から彼は京都に通っていたんですね。) さて内容ですが・・・京都で起こる謎の連続殺人事件。しかも被害者は全て女性で髪の毛が不自然に切られているとの報告を都筑&密の九州コンビは受けます。亘理が二人に調査の協力を依頼したため、3人(と一羽)は秋の紅葉美しい京都へと向かいます。ただの捜査協力なら他にも人はいただろうに何故自分たちなのか・・・と問う都筑に亘理は現場に残された銀髪を見せます。あの数々の殺人事件を起こしている邑輝の物らしいということで邑輝を良く知る彼らに協力して欲しいとのこと。都筑は邑輝への怒りを顕わにし、承諾します。 さて都筑達が京都に乗り込んできた頃、当の邑輝は友人の壬生織也の料亭鼓鶴楼のもとに身を寄せています。ここは表向きは高級料亭らしいが裏では女郎屋をやっているところ・・・邑輝はここで女を買い、派手に殺していたようですね。その後始末は織也がしているようなことを話しています。この二人は友人という枠ではくくれない、もっと深いつながりのように思えます。ここで邑輝は早く都筑が自分を見つけてくれるようにわざと髪を残した事を織也に伝えます。今度の事件も全て都筑につながっているということですね。 亘理が邑輝の髪の分析結果を都筑に見せている間に、密は夜のお散歩に出たようです。ここしばらく邑輝の夢を見ていた事と事件とのつながりを考えていた密の前に邑輝が現れます。どうやら殺人を犯した直後のようだったらしく足元には惨たらしい死体があり、「間の悪い坊や」と言いつつも密には、もうあまり関心がないようです。椿のことを言われカッとなる密。でも都筑と変なメカを持った亘理により我に返ります。・・・それにしてもこのメカのデザインはすごい!あまりのことに邑輝までもが絶句。緊迫した中にもこんなギャグシーンがあるのがいいですよね。で結局都筑は邑輝と共に鼓鶴楼へと行くことに。 多少の戯れ言を交わしながらも、邑輝は本事件の犯人は自分であると告げ、都筑の右手の腕時計の下に自殺の痕があることを指摘し、都筑を打ちのめします。・・・しかし男を連れ込んだと部屋に入ってきた織也って、すごい!あの邑輝を蹴ることが出来る唯一の人だわ! そして邑輝は紫園大学の里美教授の下を訪れ、かつて祖父の病院に八年間も飲まず、食わず、眠らず・・・の精神病の患者がいたことを告げ、写真を見せます。教授の実験に役立つのでは?と持ちかけ、手駒を増やす邑輝のやり方は、畳みかけるように都筑を追いつめます。そんな中、密は都筑を知ろうとしますが、自分の問題だからと都筑は拒否。「過去を知られて軽蔑されるくらいなら卑怯の方がいい・・・」と言います。ああ、一体都筑さんの過去に何があったのでしょうか?この時の表情は切なくて・・・・。 調査を続けるある夜、邑輝は都筑を手に入れる為に動きます。霊感の強さか都筑達を見た女子高生を殺し、都筑を追い込んでいきます。あわや邑輝の手に・・・というところで、登場です、巽!あの邑輝と対峙するシーンは、ファンにとってはたまらないシーンとなりましたね。丁々発止の末邑輝は去っていきますが・・・消え方が既に人間じゃ無いんですけど・・・どうしていつも羽が舞うのでしょうか・・・・。 さてここからは巽都派の世界・・・・二人のラブラブシーン(違)です・・・。落ち込む都筑を慰める巽・・・・きっと以前パートナーだった頃も、こうやって慰めていたんでしょうね。確かに都筑さんは男なのに良く泣きます(そこも好きだけど)、原作はともかくアニメではこのシーン巽は「・・・男の子でしょう・・・」と言っていた・・・・男の子って、いうのもすごいなあ。101才つかまえてそれはないと思う。とにかく二人のラブラブシーンは続き、京都をデート(?)することに・・・・。その中で都筑さんは巽に力を貸してくれるよう求めます。あの瞬間巽は嬉しかったんだろうなあ・・・しかし、お店の一角であんなに顔を近づけて頬染めるなんて・・・・都筑ったら(*^_^*)。 とうことで邑輝の姿を見た女子高生・鞠子を守るため4人の死神は彼女の学校に潜入。思いっきり迷惑なガードの仕方をします。・・・・あれじゃ、嫌がられても仕方ないよね・・・・。それだけしていたのにちょっとした隙に、鞠子は誘拐され、都筑は邑輝の誘いで薪能に。そこで都筑は自分の中に人間でない遺伝情報があることを突きつけられ混乱を起こします。その事実に落ち込む都筑は自ら目を傷付けながら、苦しみを訴えるのですが、この時支えてくれたのは密。本当に都筑はたくさんの人に愛されているのですよねえ〜★ そんな二人の前に鞠子が・・・冥府でしばらく預かることになり、都筑は彼女に付き添いたいと保険管理室に残る・・・しかし鞠子には邑輝の呪詛がかけられていた・・・。 この巻は綺麗な都筑が一杯なのですが・・・・あえてあげるとすれば、密に「人間じゃないんだって・・・」というバーでテーブルに顔を載せている都筑!かわいいよお〜!セリフとしてはやっぱり「本当のことを知られて・・・軽蔑されるくらいなら卑怯でズルい人間のままでいいよ・・・・」と言うところ。うーん、たぶんきっとみんな真実知っても貴方を軽蔑したりしないと思うよ、都筑! |
8巻(表紙は都筑&邑輝)
| 闇の末裔(京都編後編) |
| 京都編後編。 邑輝の回想(?)シーンから始まります。邑輝ママ・・・・怖い・・・詳しいことは分かりませんがこの場面から察するに彼女は子供を子供として愛していなかったような気がします。自分のコレクションの一部でしょうか・・・・そういう愛で方。これじゃぁ、子供心に傷つくし、まっとうな成長は望めないでしょう。今の邑輝が出来上がったのも根底に母親への憎悪があるように思えます。そんな回想をしている邑輝に織也がからむ嵯峨野のシーン。中年男性の会話なんですが、この二人は本当に息が合っているというか、同士みたいなものなのでしょう。ここで邑輝はかねてからの計画の実行を織也に告げます。止められない・・・ことを思い知らされた織也は学生時代(何時のだろう・・・大学?高校?)の邑輝を思い浮かべます。これがまたいい男!まだ目を怪我していない頃と思いますが、見目麗しい男の子!さぞもてたことでしょう。 場面変わり閻魔庁。保護してきた鞠子を都筑に託し、巽と亘理は里美のやっていた研究について調査しています。ここで、里美のやっている人体をバラで作る研究が明らかにされる訳ですが、そのことが邑輝に利用されたこと自体は、亘理は同じ研究者として同情しているようですね。 そしてとうとう始まります。邑輝の計画・・・・鞠子が保護され、そこで都筑を襲い、彼が鞠子を殺めてしまうことまで全て計算尽くだったのでしょうか、すべてはシナリオ通りに動いていきます。命令した事ではないとはいえ、自分の式が鞠子を殺してしまったことに都筑は絶望し、自分を見失います。そして自我を無くした主の元、次々と召還される式達。彼らは閻魔庁を破壊していきます。ここで巽は正気を失った都筑に何故式達が攻撃をしかけないのか・・・と考えておりますが、これはすごく重要なポイントのような気がします。要するに都筑と式達は一般的な使役する者とされる者とのつながりはなく、根本的に都筑とつながっている・・・ような感じ。つまり他の者の命令で都筑を守るように・・・言われているとか・・・・そんな関係のような気がするのです。そのこと自体に都筑と式が気づいているかは別として何か第3者の意志を感じるのですが・・・・。 瓦礫の中意識を失う都筑に巽も亘理もそして都筑の感情に同調してしまった密も近づけません。そこで登場、邑輝です。何と彼は羽をまき散らしながら光の中(なんで?)現れて軽々と都筑を連れ去っていきます。そんなに軽いのか、都筑は・・・身長180あるんだよね。亘理が後を追いかけるのですが、アニメでは密が叫びながら追いかけていましたよね。あの場面は良かったなあ。 3日経ったようです、里美の死体が見つかり都筑の消息も不明のままです。もう戻ってこないと肩を落とす密に巽は「自分たちが忘れない限り彼はそこにいる・・・可能性はゼロではない」と叱咤激励します。その時の巽の脳裏にはチューリップを抱いた乙女な都筑がいたようです・・・最初巽の妄想かとも思いましたが(失礼)、実際都筑はこんな風だったのかもしれませんね。花がよく似合う男だし。ということで立ち直った密(若い!)を含めた3人は織也のいる鼓鶴楼へと向かいます。 一方都筑を手に入れた邑輝は義兄の眠る大学の地下の研究所に都筑を連れてきているようです。連れてこられた都筑の方は心の闇の中に自分を沈めていきます。そこには幼い子供の都筑が薔薇の手入れをしている所・・・一見可愛げなこの子供は都筑が自分の中に持つもう一人の認めたくない自分の象徴のようです。顔が怖いです。ブラック都筑ですね。「おまえは人殺しなんだ!」と子供に言われる言葉は、おそらくずっと都筑自身が自分に対して思って来た言葉。彼の心がいかに苛まれているか分かります。都筑がそんな闇を見ている間にどうやら邑輝は都筑を着替えさせたようですね。着物になっています。あの写真の通りの格好をさせているようです・・・・・好きなんだねえ、あれが。着替えさせたということは都筑の身体は全部見たんだよね・・・・何もしなかったのかな?3日もの間何をしていたんでしょうか?やっぱり色々・・・・ねえ。邑輝再生能力を見るために喉を切りますが、あの瞬間邑輝は都筑への憎悪があったかもしれません。愛憎混じる中ですから。 そして現世・・・3人が来ることが分かっていた織也は剣での勝負を持ち出します。武道をやっていたのは密だけだからということで、密VS織也になるのですが、3人がかりで奪っちゃうことは出来なかったのかな。時間が無いという割には、呑気に見えます。いくら武道をやっていたとはいえ密は押されています。切られ苦しむ中で密は、おそらく初めて自分の心の中を素直に吐き出します。「都筑が家族だった・・・・」と「今の自分の居場所を作ってくれたのは都筑だ」ということを実感するのです。切られても切られても向かってくる密に何かを見たのでしょう、織也はカードキーを渡します。邑輝もまた密と同じ理由で闘っていると告げて。 実験の準備をしている邑輝の後に都筑が音もなく近づき刺す場面・・・・ここでの都筑は正気に戻る・・・・とはいえいつもの都筑ではないように思えます。あんなに人を傷付けるを怖れる人が邑輝といえども自分で刺すのかどうか・・・・分かりません。でも邑輝油断していたんだね。願いが叶うということで、いつもの周到さを欠いていたようです。けれど刺された時の邑輝の驚愕とその後の表情は、なんとも言えません。一番優しい顔のような気がします。それに比べて都筑は無表情なんですけどね。 ここで都筑は騰蛇を召還します。朱雀の火と違って怖ろしく高温らしいです。都筑は邑輝との心中を図るわけです。ここで邑輝は自分たちが同じ闇の末裔だと言います。この場合まったく同じように生まれたというのではなく一種の例えだと思うのですが、これで少なくとも邑輝は自分と都筑を同種の者と捉えていたことがわかりますね。邑輝は徐々に薄れていく意識の中で右京という女性に謝っております。死に際は女性か・・・・と妙に人間くさい邑輝を感じた場面です。それにしても右京ってどんな人? 駆けつけた巽達が見たものは騰蛇の焔。これを見た瞬間巽は都筑が死を覚悟していることを悟り、自分の思いへと入っていきます。ここでまた巽の描く都筑の表情が・・・・乙女なんだよね。セーターにくるまれて笑っている都筑・・・どう見てもプライベートで親しかった感じがぬぐえません。そして挙げ句の果てに「あなたの死で私をこわして」と言うのです。これは亘理が激怒(当然か)。結局密が救出に向かいます。 焔の中で座り込んでいる都筑の元に密がやってきます。連れ出そうとする密に都筑は「もう・・・疲れたよ」と。その瞬間おそらく密は悟ったのでしょう、今生きることがどんなに都筑にとって辛いことか・・・だからこそ彼は都筑と共にいこうとしたのではないでしょうか。 何日経ったのかは不明ですが、都筑が目覚めた時閻魔庁はある程度修復されていたように思えます。他の職員達にどのように伝えたのか興味津々。事情を知るのはこの4人と閻魔そして課長ぐらいなんだろうなあ。次々に来るお見舞いに都筑は幸せを感じたのではないでしょうか。そんな中の巽の慟哭。都筑を助けて良かったのか・・・・と彼は問います。この時の都筑さんが好きです。ああ、巽より長く生きているだけあるなあと関心しちゃったりして。見た目はいえ、ほとんど巽が都筑をリードし保護しているようですが、根本のところでは都筑の方が巽よりも柔軟な心を持っているようです。 密から邑輝が生きていることを告げられ二人で立ち向かうことを決めるシーンで京都編は一端幕を下ろします。 そして繰り返される召還課の風景。言い訳をする都筑が可愛いです。巽はこうやって職務をこなしていることが生き甲斐なんだろうなあ。 bestな都筑はラスト巽に抱きつくところ。まーったく上手だね!って感じで。(何が?) bestなセリフは「もう・・・疲れたよ」でしょう、やっぱり。 |
| 亘理博士の発明王への道 |
| 短編です。 バレンタインにかこつけて都筑、巽。密に自分の作った薬の人体実験を企む亘理の話。ゲストにゆま&さやも登場。案の定亘理の計画は失敗(薬自体は成功)に終わりますが、都筑ってば前にも大変な目に遭っているのに、何の疑いもなく亘理の差し出す物を食べるのね。食べている都筑は何処から見てもお子さまですが・・・・。 確かにこんな事をしていて、冥府のエリートといわれる召還課は務まらんでしょう。閻魔も大変かもしれない・・・・・。 |