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おやすみ
パタンと極力小さな音でドアを閉めた。 「まったく、なにも掛けないで………」 苦笑を浮かべて近づくベッドの上には風呂から出てくるまで絶対に起きてるからと言った人の安らかな寝顔。 楽しそうにしていたけれど、慣れないことにきっと疲れがたまったのだろう。
「今日は巽にゆっくりしてもらおうと思って、手伝いにきたんだよっ」
その一言で始まった休日は手伝いにきたのか仕事を増やしにきたのかわからないこの人に振りまわされて ドタバタのままに終わってしまった。 キッチンの隅には今日で一気に減ってしまった食器の破片が山になっているし、リビングの絨毯には 零されてしまった紅茶が染みをつくっているけれど。 楽しそうに動いていた姿を思い出し頬が緩む。
そして、頬に感じた温もりと髪を梳く優しい手。
膝枕なんて、頭を撫でられながらまどろむなんて、いつ以来だろうか……。 髪に潜る指先にも自分を見つめる眼差しにも都筑の優しさと愛情がにじみ出ていて自分の中に染み込んできた。
『幸せ』とはこんなことをいうんだろうか………
なるべく揺らさないように細心の注意を払ってベッドに座ると少しだけ湿っている艶やかな髪に触れた。 昼間、都筑がしてくれたようにそっと髪を梳く。
あなたがくれた幸せを少しでも返せるように。 この気持ちが少しでも伝わるように。
「ん…たつみ…………?」 「あ…起こしてしまいましたか?」 ぐっすりと眠っていると思った都筑の瞳がうっすらと開き、手が止まった。 「………俺、役に立った……?」 寝ぼけているのかいつもにましての舌足らずな口調に笑みが零れる。 「ええ。ありがとうございました」 耳元に唇を寄せてそう囁き、前髪をかきあげて額にキスを落としてやる。 「そっか……よかった………」 そうして見せてくれた嬉しそうな極上の微笑み。 それだけで時が止まる。 「都筑さん………」 ほっとしたのか微笑みを残したまま、また規則正しい寝息へと変わっていた。 「…もしかして、寝言ですか?」 思わず呆気にとられた巽はくすくすと笑い出した。
ほら、あなたはこれだけでも私を幸せにしてくれる
苦手な家事を自分のために一生懸命してくれようとする姿も綺麗なその笑顔もなにもかもが愛しい。
その存在が私に光を与えてくれることをあなたは知らないでしょうね
「好きですよ……?」 聞こえないとわかっていても思わず口をつく言葉。 シーツを引き上げて、その横にもぐり込めば、無意識に擦り寄ってくる体を抱き締めて、目を閉じる。 幸せな休日は終わりを告げて、また仕事に追われる日が始まるけれど。
あなたといれば、きっと幸せな日になる.................
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| ★きゃーvvv 月宮 蒼様から贈り物ですv もう嬉しくて嬉しくてたまりません〜! これは蒼様のリクエストで、日生が書かせていただいた「TIME TIME TIME」の続きとして、今度は蒼様が書いてくださったお話です(*^_^*)。 (キリ番部屋を参照してねv) 巽が優しくって、都筑が可愛くて・・・・もう感動です! 蒼様、本当にありがとうございますv 大切に大切にいたしますvvv あ〜〜し・あ・わ・せ♪ 甘くて、切なくて、そしてハッピーになれる巽都や密都のお話がたくさんの 月宮 蒼様のHP「SWEET CAT」はリンク部屋よりどうぞ! |