| 朝、目が覚めて 最初に見るものが愛しい人の腕になったのはいつからだろう 程よい重さが身体にかかった状態でまどろみを楽しむ そんな甘い甘い朝 そっと身体を動かせば 眼鏡を外した柔らかい寝顔があって それを見られただけでも プレゼントをもらったように嬉しくて泣きそうになる この瞬間は俺だけのものと 強く強く思えるから いつもは寝坊するのは俺で 溜息混じりに起こされるのは毎朝の行事 でも 今日だけは早起きで おまえを見つめるんだ きっと もうすぐ目を覚ます そしたら何て言おう・・・ 『メリークリスマス』? いや 『おはよう』かな? やっぱり・・・ あ、そうだ 何よりも先に・・・・・・だね 「都筑さん・・・・?」 ゆっくりと目を開けるその人は俺を見た その顔を見て微笑む 愛しい その感情でいっぱいになる そっと・・・・顔を近づけて・・・・触れた 一瞬驚いたようだったけど すぐに抱きしめてくれた 大切な大切なもの・・・ 「今日は早いですね」 髪をかき上げて・・・ 「・・・だってクリスマスイブだもの」 そう言うと少し呆れたように笑って またキスをくれた 甘い・・・甘い朝のお話 |