視線を感じたので顔を上げると

目があって・・・そしてそらされた

「何? 岩城さん」

ほんのり赤くなった顔を見ながら問うと

「別に・・・何もない」

短い答えが返ってきた

「そう?」

綺麗な横顔をしばらく見つめて・・・・また雑誌へと目を落とした



・・・・あ、また感じる・・・・

きっと俺を見てる・・・・そう思うと心の温度がぐっと上がった

顔を上げようか悩む

さっきみたいに照れた顔も良いけれど・・・・でもこのまま見つめられたい気もするんだ

ああ出来ることなら身体はこのままで魂だけ飛ばせないかな?

そんなバカなことまで考えてしまう

ねえ?俺の知らない所で俺をどんな風に見つめているの?

見たいよ・・・岩城さん・・・

開いている雑誌の文字を追えない

もうそれどころじゃない!



「・・・・香藤?」

ふいに呼ばれて顔を上げてしまった

「え?」

し、しまった・・・・・・・・・・・あ、あれ?

そこには・・・・・・穏やかな顔があった

少しだけ微笑みを浮かべた顔

「・・・・岩城さん・・・・?」

「いつまで同じ頁読んでいるんだ?」

「え?」

き・・・気づいてた?

「よほど面白い記事があったのか?」

・・・・気づいていない・・・・よね?

くすくす・・・・笑ってしまう

岩城さんらしい

「なんだ? 何がおかしい」

「岩城さん」

「なんだ?」

「・・・・・俺のこと見つめるの好き?」

「・・・・はあ?」

「ねえ?」

ぐいっと顔を寄せる

好きって言って欲しい・・・・

冗談でもいい 一言だけ・・・

でも・・・・・・

それはきっと叶わないだろうけど・・・・



顔を寄せると岩城さんはちょっと溜息をついた

呆れているのかも知れない

でもそれもいつものこと

「・・・・・・・・・好きだ」

「うんうん、いいよ別に言って貰おうなんて・・・・・・・・・・・・え?えええええっ??」

「何驚いているんだ 失礼な奴だな」

「え? だって・・・だって今!!」

「おまえが言えって言ったんだろう」

「いや、そうだけど・・・・そうだけど!!!!」

「変な奴だな・・・・まったく」

そう言って席を立つ岩城さんに俺は慌てた

「あ、ごめん、ごめん!! ねえ、もう1回言って!」

「いやだ」

「そんなあ!」

岩城さーーーーーん



お願い!

もう一度言って?

その時の顔 もう一度見せて??




イラスト:714様
SS:日生 舞




☆714さんとのイラストとSSの交換をさせていただきました(^o^)
そして頂いた作品に各々でSSとイラストをつける・・・というもの

こちらのサイトでは714さんのイラストに私がSSをつけさせて貰いましたv
岩城さんを見つめる香藤・・・というリクエストで
描いていただきました(o^^o)

つけさせて貰ったSSはあえてその逆で書いてみましたが・・・・ない方が良かったかも(--;)
ま、平和でバカップルなふたりのシーンを思い浮かべて貰えれば何よりです
っていうか、ここは714さんのイラストを楽しんでください(汗)

714さんありがとうございました
心より感謝申し上げます
イラスト大切にします〜☆

※日生が貢がせていただいたものはこちらでは掲載しません
ご了承くださいませ