不二の囁き

「海堂、ちょっとちょっと」
「…何スか?」
笑顔で手招きする不二を訝しげに睨む。睨んでみるが、この先輩の威圧からは逃れる訳でもなく、不本意ながらも少しだけ足を不二へと向けた。
「首の所、何か付いてるみたいだから…」
「あ?…」
何だろう?虫にでも刺されたのか、ゴミでも付いてるのかと手を首に当てようとした途端、その手を瞬時に掴まれ海堂は不二に体を引き寄せられた。

「なっ、な…ッ!何するんだッ?!」
動揺する海堂をからかうようにニコリと笑い、不二はそのまま海堂の耳元でそっと囁いた。

「キス…マーク付いてるよ♪」
「・・・・?!!!」
頭がパニックに陥って言葉も出やしない。不二は真っ赤に染まった顔を見ると追い打ちをかけるように言葉を続けた。

「ダメだよ、ちゃんと乾に言わないと。こんな人にすぐ見つかるような所に付けるなってね♪…んー、でも彼の事だからワザとかも知れないけどね♪」
不二はそれだけ告げると、さっさと海堂の体を離し部室へと入っていった。
勿論『頑張ってね♪』と言葉を付け足して。

その後の海堂はと言うと……身動き一つ出来なくなり、時間差で怒りが込み上げてきたらしい。
勿論、怒りの矛先は『乾 貞治』…彼だった。

以上の会話は全てつばさ様の作ですvv
つばさ様、ありがとうございますv 本当に幸せです(*^_^*)。