69th  一度っきりの今だから一緒にいたい

今月は巻頭カラー表紙付きですvvv
宝、可愛い〜(*^_^*)。

●あらすじ●
今回は主に2つの話が並列しているのですが・・・まず相田くんですか。
相変わらず宝に突っかかっている彼ですが、放課後バレー部の先輩とファーストフードの店で話している彼を新田君が見かけます。
どうやら先輩達は相田に部に戻ってきて欲しいと言っているようですが、相田の方はその気がないようで先輩に対してもけっこうな口の利き方をしております。
そして見かけた新田にも言葉を投げつける相田ですが、もう今の新田には通用しないのです。でもどうやら彼も色々思うところはありそうで・・・職員室で見かけた宝の父の写真集に書かれていた言葉に何かを感じて。
そして元クラスメイトによって相田がすごく背が低かったこととか暴露されちゃいます(笑)。

もう一つはあのバイトが清嶺のお爺さん(柏木の方の)にばれちゃったということ。それで、清嶺の父方のお爺さんがまだ清嶺を養子に欲しがっていて、今回のバイトの件でかなり柏木のお爺さんを刺激したようなんですね。で、怒った柏木爺さんは、この学校を辞めさせる、他へ通わせる!とかなって・・・・結局それは清嶺の直談判でとりあえずは大丈夫になったようですが。清嶺も宝の気持ちを探ったりしてしています・・・・。
今回はこの2本が混じってお話は進んでいきます。

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【短すぎると判っているから その輝きは美しいのだろうか?】

あらすじでは簡単にまとめましたが・・・・清嶺の話、実はなんか切ないです。
上の言葉は今回のラストに書かれていた言葉。
有朋のいる生物部で蛍を見せて貰いながら、清嶺が思うのです。
それは・・・・蛍のこと?
それとも今の宝達との生活のこと?

今回あのバイトが祖父に知られたことにより、色々と制約がかかってきます。
それは親戚である柏木も同様で、彼なんか夏休みの間は自宅軟禁だそうです。で、おまえも大人しくしろよ!という柏木の言葉を清嶺は無視無視状態なのですが・・・・でも何か思うことがあるのでしょう。
宝に尋ねるのです。
「俺が此処を辞めるって言ったらどうする?」
それに対して宝は言います。
「俺 そーゆー試すような言い方キライ」
お前がすることを俺が決めるわけではない、関係ない!と。

たぶん・・・・ここで清嶺的には宝が嫌だと言ってくれるのを期待したのかも知れません。
でも突きつけられたのは、自分で決めろ!っていうことで・・・・で、どうしたか・・・・・
祖父の所に直談判に行ったわけです、1人で(学校休んで)。
・・・・成長したね、清嶺。
宝に突きつけられたことで、自分がどうしたいのか、どうすればいいのかということを行動に移したのだと思います。
でも・・・・その晩、宝は身体に無数の打ち身を作った清嶺を見ることに・・・・・。
防具もつけずに剣道の相手を祖父にさせられたらしい・・・・・(^_^;)。
もうそりゃあ、酷いもんです。
やはり清嶺を他の学校へ入れようとしていたようですね。それを阻止しに行ったわけです。

柏木が言います
「今度ばっかりは褒めてやれよ」と。
で、柏木の代わりに打ち身の手当をしてやる宝ですが・・・・なんと、
上半身裸の清嶺に抱きついてしまうのです。
『お前がいなくなったら困る。1人で行かせてごめん。今度は自分も一緒にお爺さんの所に頼みに行くから・・・・・』というようなことを。
今度は自分も一緒に・・・・という宝に驚きながらも、清嶺は宝の身体を抱きしめて・・・・
そして思うのです。

【時々・・・・・無防備すぎる相手が恐い   自分がそれに相応しい自分なのか よく判らなくなる】

今回清嶺はすごく情緒的です・・・・・。
そして最後蛍をみんなで見ているシーンになるわけですが・・・・・どことなく淋しげな回でした。

勿論、途中あのサルと桐原のプール掃除の恐怖とか(あんなプールの底は嫌だ)、
清嶺の顎に蹴りを入れる柏木とか
モモンガと言ってしまった相田に、とうとう宝がキレて相田ごと昇降口の下駄箱を将棋倒しにしてしまうとか
・・・・・そういうギャグはちりばめられている
のですが、読み終わってみれば・・・・印象に残るのは、清嶺の一件で。

「困星」は楽しい学園生活を描いていますが、その陰で、それもいつか終わりが来るんだよ・・・・といつも提示されているような気がします。
清嶺も柏木家の一員として将来どうなっていくのか(保坂なんだけどね;名字は)、また柏木達も卒業してしまうとどうなるのか・・・・・今この瞬間は二度と無いんだよと、常に言われているような気がしてはいました。
それが今回思いっきり提示されたようで・・・・複雑です。

宝の父:皓の写真集に収められている言葉(前にも出ていましたよねv)。
好きなので此処で書いておきます・・・・。

君は今日 何か
嬉しいことがありましたか?
楽しいと感じましたか?
切なくなりましたか?
人には優しく出来ましたか?
夢は見ましたか?

それはきっと毎日少しずつで
十分なのだと思います。

それはそこにあるものではなく
君自身から湧き出るものなのですから。

少しずつ
少しずつ
少しずつ



これを読んでいる相田の心に何が生まれたのでしょう・・・・・?