| 第79回 瞬間 (注:正式なタイトルじゃないです;) |
| 今回は表紙で、巻頭カラーでしたv 表紙はいつもの感じでしたがカラー扉の宝はなかなか男前の顔つきでしたわv ファイナルステージ始まりです・・・・・終わりも近いですね;; 内容ですが・・・今号は清嶺の通っているボクシングジムの話が主になります。いつもは2,3本の別方向の話が同時語られることが多いと思うのですが、今回はこれ1本です。 その分ある意味転機になる話ではないかと思うのです・・・・。 清嶺は獣医から注意されたイチの運動不足を解消する散歩のついでにジムに通っている毎日(あくまでもついでだそうです・・・・)。黙々と筋トレをしている清嶺。 そこに関西弁の青年が話しかけてくる。(というより構ってくる? 笑) その青年は大阪の方からきた日夏義高、18歳。 なぜか(笑)清嶺を”兄さん”と呼び気に入ります。この一見脳天気そうな青年、実はかなりの実力の持ち主で、スパーリングの相手を清嶺を選んだりします。 他のものでは怖くてびびってしまうものも平然と受け止める清嶺の根性の入り方に感嘆し、益々お気に入りに。 しかも清嶺は少しパンチを受けただけで、日夏の欠点を見抜き注意したりしますの、すごいね。 でもこの日夏くん、別名”零戦の大将”と呼ばれ、実力はあるし、プロテストも合格しているのに公式戦で1度も勝ったことのない青年だったのです。 とにかく運が悪いらしく、試合前に食べ物にあたったり、列車で乗り過ごしたり、妊婦を病院に連れて行ったりして不戦敗の連続・・・・・・という珍しい状態;; とにかく強いのは確かなようで・・・・・ジムの会長から環境が違うけど、似ているようなことを言われ、清嶺は面白くないけど、とにかく日夏の方が清嶺に構うので、仕方なく相手になっている・・・という状態が続きます。 そしてとうとうちょっと撃ち合うことに。 顔つきの変わった清嶺に、ワクワクする日夏。 でもいざ始まり、パンチを出す瞬間に清嶺はジムの扉の向こうに誰かを見つけてしまい、よそ見! 思いっきり殴られます(苦笑)。 ・・・・・そう、誰って・・・・・・ねえ? そうです、そこにはここへは来るなと言っていた人、宝がいた訳です。 殴られたのもそこそこに扉へダッシュ! ここに二度と近づくなって言ったよな・・・・・って睨まれて、宝は言葉も無し。 しかし、そこへ日夏がチャチャを入れて(宝を最初彼女と思ったらしい 笑)・・・・。 でも宝は再び始まったうち合いに普段見ない清嶺の表情を見るのです。 ・・・・・妙に冷めた そして飢えている表情・・・・・ けれど、両ききの清嶺が勝ちましたv その帰り清嶺がまだ高校生と知って、驚きます(驚くわな・・・・・;)。 夜の商売をしている大学生と思っていたそうです(爆笑)。 誰が見てもそんな感じ?(^_^;) 来週試合だ!兄さんに運を貰う!ということで別れます・・・・。 そして日が経ち・・・・・その試合の日。 放課後、清嶺の携帯が鳴ります、それはジムの会長からでした。 その後宝と清嶺は映画を見に行きますが・・・・どうも清嶺の様子が変で・・・・映画を見ていても何処か何か別のものを見ているようで・・・手は隣に座る宝の腕を握ったままに・・・・・・。 会長からの電話・・・・は日夏の試合結果を伝えてきたものでした。 2RのKO勝ち。 とうとう勝ったことを。 携帯の一番最初にお前(清嶺)の悪運を貰ったと携帯の番号を入れて・・・・。 でもその前日酔っぱらった女の子が歩道橋から落ちそうになったのかばって・・・一緒に落ちていたらしく・・・・・きっとそのことが原因で・・・・・綺麗に試合を決めて・・・・その後、急に・・・・。 映画館のロビーでしょうか・・・ 椅子に座った清嶺が・・・・・・ 「日夏・・・・死んだ」と一言だけ・・・・・前に立つ宝の腕を引き寄せてその胸に顔を押しつけて・・・・ そして宝は「死んだ」という言葉に目を見開き・・・でもすぐに目の前で崩れ落ちそうになった清嶺を見つめ・・・・・・その肩を頭を抱き寄せて上げるのです。 -僕の未来に君は 君の未来に僕はいますか? 答えはもちろん イエス、と言いたいけれど。- という言葉が添えられて・・・・・・・。 風のように現れて風のように去っていった日夏くんでした。たった1回の登場です・・・・・。それも永遠には戻ってこない・・・。 彼の存在、そして死が今後どのように影響してくるのでしょうか・・・・・。 思うに・・・・宝は今まで近しい愛する人が何人も亡くなっており・・・・慣れるものではないけれど、ある程度その心の処理のようなものは身に付いているのかも知れないな・・・と。 勿論そんなの慣れたなんて言いませんが、母、祖父、祖母を見送ってきた宝には自覚のない強さのものがあると思うのです。 でも清嶺は・・・・なかったんですよね、そういうことが。 母や父は彼にとっては存在していても、初めからいないような世界だったし・・・・初めて外界と繋がったのも亜也子さんとでしょう? 亜也子さんもまあ元気だし、反発しつつもお兄さんもそして怜一達も元気で・・・・彼の世界にはまだ近しい者の死はなかったんだと思うんです。 だから今回のは短い期間だたとしても、例えそれが向こうから自分のテリトリーに入って来た者だったとしても・・・・その人の死というのはかなりの衝撃だったのだと・・・・。 そしてそういうのを感じたときに、もっともっと宝への独占欲が強まるのかも知れない・・・宝を失いたくないと思うのかも知れない・・・・そんな風にぼんやり考えました。 この死がきっかけで清嶺自身がボクシングへ進むというのもありかも知れませんが・・・今までの経緯、そして彼自身が”加減が分からないからいい”といっているのでなさそうな気が・・・。 (私もこれでこの方向へ・・・っていうのはあまり;;) 実はこの回の最初の方、日夏のことを寮の部屋で宝に話しているシーンがありますが・・・・なんとここでちょっと、おお!という場面があるのですよ。 ジムに行きたいという宝をダメと一言ではじいて・・・・・の後。 寮の事務処理を始めた宝・・・その後ろのソファで座っている清嶺。 机の上には皓からの絵はがき『もうすぐ帰る』の文字・・・・それを清嶺は見て・・・・・宝の首筋に手を伸ばします・・・・・触ったみたいで(笑)、驚く宝に清嶺は”アフリカに行ったのに焼けてないな”と言うようなことを言いますが・・・・・・あれはね・・・・たぶん触れたかったんだと・・・・。 皓が帰ってくることは、宝が自分から離れていく要因になるから・・・・宝を側に置いておきたい・・・自分のモノにしたい・・・・という欲求の表れだと・・・・。 その時清嶺の心の中の言葉・・・・”もう少し。このまま大人になるまでもう少し”・・・・・がね;;; 一度清嶺と宝の仲が動かないとダメだと聞いていたので、もしかしたらこれがそれに繋がるのかどうか・・・・。清嶺の感じていることをまだ宝は自覚していないと言うか、見てない振りをしているらしいので、それをいつちゃんと自覚するのか・・・ですね。 皓という存在は亜也子の気持ちを奪い、そして宝の存在を奪い・・・という、清嶺にとってはある意味天敵のようなものでしょう?(笑) 次回は戻ってくるようですから、そこで一悶着あるような気がします・・・・。 亜也子さんともどうするのか、宝もどうするのか・・・・・寮長だからというのもあると思うけど・・・やはり清嶺との関係を自分で見つめないといけない状況になってくるのかな・・・・・う〜ん;;;; 清嶺はやっぱり宝とそういう仲になりたいのかな・・・・・? そういう欲求の対象なのかな? (私はあるんだろうな・・・とは思いたいですが・・・・) でも、家政婦さんの手作り弁当(お重だよ)をもってジムに来る清嶺ってやっぱりお坊ちゃんだと思うのv 可愛い〜。 自販機横の公衆電話・・・・日夏のことを知らせる会長の座り込んだ背中が・・・とても淋しそうで、やりきれませんでした。 あ、それから新たな真実!・・・・中学生の清嶺をジムに連れてきたのはあのお兄さんで(笑)、それも笑いながら叩き込んで帰ったそうです・・・・お兄様・・・・すごい(爆笑)。 君が去った日は夏の終わり 君が来たのも夏の終わり あまりにも短い時間に ただ佇むしか出来ない ねえ?・・・・・空の上から何が見えますか? 2004・11 日生 舞 |