閉ざされたドア
| 人に言う必要のない関係 それが僕たち 言えない・・・というのとも違うんだ 言っても分かって貰えない・・・ そうだね こっちの方が近いかかも 少なくとも僕にはそう 君がどう思っているかは分からないけど・・・ 君はいつも前を見ていた 恵まれた環境と恵まれた才能と全てを持った君が僕は好きだ 恋とは違うけど・・・好きだよ 自分よりもずっと・・・・ どちらがどちらに影響を与えたのか 幼い頃からラケットを振っていた 共に過ごす仲間は変わったけど でも目指すモノは同じで何度か試合もしたよね その度に君は大きくなって そんな君が好きだったよ? もしこのまま僕が誰にも心を動かされずにいたなら 君が誰よりも一番だったかも知れない きっと・・・ そんなことを考えていたら急に声が聞きたくなって携帯を取りだした いつもの問い そしていつもの返事 短い会話で僕は上着をとった 外は小雨が振っているようだ そういえば・・・・ あの日もこんな天気だった しばらく会えなくなるというのに 相変わらず部のことばかりで 僕のことは何も触れなかったね あの日少なからずショックを受けた僕に ”待っていてくれ”の一言もなく君はドアを閉めたんだ ・・・僕たちって何だろうね? 閉ざされたドアを見つめながら思ったものだった ふっと笑って頭を振った 思い出しても仕方がない 今は別の手を僕は求めているから 例えそれがほんのひとときだったとしても 今の僕には真実なのだから・・・ 2004・12・3 日生 舞 |