今夜もやっぱり・・・


「ばっ・・・香藤・・・」

「え? 痛い?」

「違っ」

「もうちょっと我慢して、岩城さん えっと・・・」

とりあえず痛みではないことに安心して香藤は側に置いてあった紙を覗き込む。

「あれ? あ、足の位置が違うんだ・・・」

「あっ、ばっ・・・」

紙を見る為に傾けた身体のまま、香藤が動く 。

それに伴いぐぐっと岩城の中の香藤自身が内壁を擦った。

「ああっ・・・・!」

焦らされていた分刺激が強かった・・・高い声を上げ・・・放ってしまった。


「あ!岩城さん、ずるいよ自分だけ!」

「バカ!お前が・・・動くから・・・だろうが!」

はあはあと荒い息の下で岩城が怒鳴る。

「だって、この通りでなかったから・・・」

足がね違うんだよ、とか言いながら岩城の足を持ち上げる。

「こら、バカ!抜け!もう俺はっ」

「俺まだだもん」

「なにが、だもん・・・だ!少しは休ませろ、もうどれだけやってると思ってるんだ!」

時計を指さす。

「・・・・まだ2時間じゃん」

「おまえな・・・」

普通に交わっているのならいい、しかしさっきからアクロバットみたいなこともやらされているのだ。

「えーー? 岩城さんAV時代はこんなもんじゃなかったでしょ」

もう少しがんばろうねえ〜と言いながら香藤は腰を押しつけてくる。

「あっ・・・」

「で、俺の足がここに・・・・と」

ぐっと動くソレが収まりかけていたものを呼び起こした。

「ちょっ・・・やめ」

いつもと違う角度でソコを押された岩城は顎を反らせる。

腰から下が抜けていきそうな感覚。


「え?ちょっと岩城さん、そんな顔しないで」

「ばか、おまえがっ」

さっきイカされた快感がまた蘇ってくる。

そうするつもりがなくても中の香藤を強く強く締め付けてしまった。




・・・・・それは今から数時間前のこと。

「岩城さん、これこれ!」

えへへ、と笑いながら紙をひらひらさせて帰ってきた香藤は岩城の前に一枚の紙を置いた。

そして

「ここにあるの 一晩で何処まで出来るかやらない?」

と言い出し、珈琲を飲んでいた岩城を咳き込ませた。

そこに並んでいたの体位の数々・・・それも少し難度?の高いものばかりだった。

”バカ言ってろ!”

とか

”俺はイヤだからな!”

とか言っていたのに、

「お願いっ、ね!岩城さん!」と頼み込まれてしまい

しばらく間があいていたことと

休日前だということもあり

・・・つい・・・少しだけならいいか?・・・と付き合ったのが運の尽き。

ベッドの上で好きなように足を組み替えさせられ

腰を動かされることになってしまった岩城だった。

・・・・・・




「わっ、ちょっと岩城さん、これ反則!」

「なにが・・・だ」

「だってそんな顔!それにこの締め付け!」

「何を言っているん・・・あっ!」

「岩城さん・・・後もう少しなのに・・・そんなにしたら!」

「俺の責任じゃな・・・!」

互いに我慢出来ないポイントに当たってしまったらしい・・・。

香藤は紙を放り投げる。

「ああ、もう!いい、ダメだ!」

こんなものより、今は・・・

「岩城さんを存分に味わう!」

そう叫ぶと、より深くそしてより激しく腰を動かし始めた。

「あっ・・・んっ」

抱え上げられた腰を揺らされ岩城は両手でシーツを掴む。

「いいっ!・・・・そこっ」

香藤!っと名前を呼ばれ、香藤自身も熱に包まれ頭の中が白くなる。

何故こんなに熱くて気持ちが良いのだろう・・・・全てがどうでも良くなってしまうほどの熱・・・・


「気が・・・遠くなりそう」

今まで出したもので滑りの良くなったそこを突き上げた。

快感に身を任せる岩城の声と

香藤の荒い息・・・2つの音が重なって・・・

そして2つの影が反り・・・・重なった。




「・・・今回も出来なかったね」

少し残念そうに呟く声に岩城は目を開けた。

「・・・・」

返事をするのも怠い。

言いたいこともあるが、今は眠りたい・・・・

コツンと香藤の胸に頭を落とした。

「・・・身体、大丈夫?」

何を今更・・・と思いながらも

「ああ・・・」

と短く岩城は応えた。

そんな岩城の前髪を香藤が梳く。

「もう岩城さんの色気が凄すぎて、俺負けてばっかりだね」

ため息と友にチュッと額にキスを落とす。

「でも!今度は頑張るよ!」

・・・・こいつはまだやる気なのか・・・

もう呆れて言葉が出ない。

いつもこんな結果になっているのに、一体何を考えているのか。

でももういい、今はとにかく眠ることだ。

明日目が覚めたらどうしてくれよう・・・

そんなことを考えながら

そして優しくあたる香藤の指に心地よさを感じながら岩城は深い眠りに落ちていった・・・・。





一体どんな体位をやっていたのか・・・と。
・・・こんな風に色々やっていたら楽しそうだなあ〜と思ったので(笑)
でもこういう結果に毎回なりそう・・・・・v
温くてすみませんです(笑)