「いつまでも一緒に…」





「何か木を植えようと思っているんだが・・・」

「木?」

「庭にな。何がいいと思う?」

夏の暑さも通り過ぎて、まんまるだったお月様もすっかりかけて、空気が肌寒くなってきたそんな夜。

岩城が夕食後のお茶を飲みながら、そんな話題を口にした。

「木かぁ。桜は?」

「ああ。あれは結構、虫がつくからな」

「そう。うう〜ん。木ね。桃・栗3年。柿8年っと」

「食べ物ばかりでおまえらしいな」

クスクス笑う岩城に香藤がむくれる。

「いいじゃん。なんかうれしいでしょ。そういうの」

「それもそうだな。ちょっと考えてみるか。さて、そろそろ風呂にでも入ってくるかな」

「ああっ〜!!岩城さん。あれがいいよ。柚子!柚子にしようよ」

「はっ?柚子?」

「柚子は18年って言うけどさ。ずっと一緒に育てて…そんで…そんで…」



・・・18年後もさ。柚子の浮かぶお風呂に一緒に入ろう!・・・



「18年っていったら俺達いくつだ。まったく。おまえは」

「俺は18年後も腹筋われてる自信あるんだけどねって。そんなわけでさ。今日も一緒に入ろうよ。岩城さん」

「どういうわけなんだか・・・」

苦笑しつつも、まんざらでもない顔の岩城だった。







H18.10.29 千尋
(柚子って冬なんじゃ。。。)




※秋企画の果実にちなんで書かれたものを
プレゼントしてくださいました(^o^)
千尋さん、ありがとうございますv
もう18年でも20年でもそれ以上でも
ずっとずーーーっとラブラブでいてねvvv
千尋さん、素敵な可愛いお話、ありがとうございます