ある日の出来事

掃除が済んだところで、ベッドに腰掛けホッと一息。
意味も無くぽんぽん、とベッドを叩く。
一昨昨日、香藤が洗ってくれたリネン。
どうしよう、まだ洗うには早いんだがな。いいか、洗える時にやったほうが。
どうせ全自動に乾燥機だからな。
自分のベッドのシーツとピローケースを剥ぎ、香藤のベッドへ。
柔らかな日差しが差し込んで気持ちよさそうだ。
ちょっと疲れたな。
日差しに誘われるように、ベッドへ倒れ込む。
くん、とすると暖かい陽光、それと香藤の匂いが鼻腔に広がる。
思わず深く吸い込んだ。
...少し雄の匂いがする。
甘い夜の記憶が蘇る。

「香藤・・・」
ぎゅっ、と枕を抱き締めた。
抱き締めて、キスをする。
香藤の熱い唇がそこにあるかにように。
1回2回と角度を変える。
「香藤..好きだ...」
胸の高鳴りと呼吸の乱れ。
後穴がじんわりと疼く。
「!」
その疼きに我に帰りベッドに起き上がる。
何やってんだ、俺...。
思わず苦笑。そしてふと思う。
いつからこんな風になったんだろう。
以前は、こんな行動をする前に頭で考えていた気がする。
考えて止めていた。
香藤に出会う前は..。

頭の中の香藤が誘う。
『岩城さん..』
そろ、と手が下に降りて行く。
香藤の手の動きを辿るように。
「ん、あぁ、香藤」
下着の中に手を入れた時。
携帯の音に心臓が飛び出そうになった。
あっ、はいっ、はいと慌てて出たものの、間違い電話だった。
「はぁ、びっくりした。」
額の汗を手の甲で拭いながら呟いた。
気持ちはまだ昂ぶってはいかたが、身体はすっかり落ち着いてしまっている。
中途半場な欲望だったが今更どうしようもない。
今夜あいつに責任取らせるか。
こんな俺にしたのもあいつだし。
と、一人惚気ともわからないまま呟きながら、ベッドリネンを剥がしに掛かった。                                           


その頃、撮影を終え、移動の車の中の香藤。
「くしゃん!」
「え、風邪ですか?気を付けてくださいよ。」
運転席の金子がバックミラー越しに香藤に話しかける。
「うん。だいしょふだよ。でも何かなー?...ぐふふ。岩城さんが俺のこと考えてたりして。」
脂下がっている香藤を見つめ、
『・・・これさえなきゃ、いい人なんだけどな』
金子は深い溜息を落とした。

 
 

  以前ににちまちまと書いていたものです。舞さんの綴り箱No.124を読んだ後、書き上げました。
  今しかない!と、押し付けてしまいました。(笑)
  舞さんのと比べないでくださいね。
  相変わらずヌルいです;;    

harumi 


きゃあ〜harumiさんありがとうございます!
あの綴りを受けて、岩城さん視点で書いてくださいましたv
岩城さんの1人・・・きゃあきゃあきゃあ(落ち着け;)!!
「今夜あいつに責任取らせるか」ですって!!?
どうします?奥さん!(・・・誰やねん)
どんな風に責任をとらせるのかそこら辺をひとつ詳しく(笑)・・・
harumiさん、本当に素敵なお話ありがとうございますv
こちらこそあの綴りとは比べないでくださいね;;(苦笑)