|
トントントン・・・・・
何か考え事をしているのか、おまえの指がテーブルを叩く
珍しく眉間にしわを寄せているのが少し滑稽だ
すーっとなめらかに指が空中を踊る
今日あった仕事のことを楽しそうに笑いながら・・・話しながら・・・
その場にいなくても何があったのか手に取るように分かるように話す表情は豊かで
俺は嬉しくなるんだ
おまえの指先が好きだ
頬を辿る時も
髪を梳く時も
踊るように身体の線をかたどられる時も
その指先はおまえの感情を俺に伝える
どれだけ大切に想ってくれているか
どれだけ感じてくれているか
その強い想いを運んでくれる・・・・・おまえの指が好きだ
「ゴールドフィンガーだね!」
なんて
いつものようにおまえはふざけて笑う
その言葉に呆れながらも俺も笑う
でもその通りなんだ・・・・・
おまえの指は俺を変える
変わって変わって・・・・生まれ変わって・・・・・そして今、俺はおまえの前にいるんだ
抱きしめられて
おまえの指が唇に添えられた時
小さくともる身体の炎
今夜もまた・・・・・・・
俺はおまえの指を手にとって・・・・そしてくわえた
指に舌を絡めると
驚いたように目を開いて・・・・・そして嬉しそうに笑う
やがて降りてくる深い口づけ
絡め合う時も
そして肌を撫でる時も
全てで俺を感じてくれ
おれもおまえを感じているから・・・・・・
2003・9・3
日生 舞
|