ふたり



とるに足らない話をして

笑ったり 呆れたり 感心したり

そんな風に過ごす休日。

俺の頭を膝に乗せてテレビを見たり 話したり 本を読んだりするのが

普通になった。

そんな時俺は、大概ちょっぴりうたた寝したり考え事したり

じっと下から岩城さんを見つめたり・・・

そんな穏やかな時間が過ぎていく。


もう癖になっている俺の髪に触る行為は

とても心地よくて俺はうっとりと目を瞑る。

逆に何がそんなにいいのかな? とか考えないこともないんだけど

でも触って貰えるのは好き。



岩城さんは良く本を読む。

暇さえあれば何かしら読んでいる。

そして俺はそんな岩城さんを見るのが好きだ。

俺といて俺以外のことに目を向けている岩城さん・・・

少しだけ妬けるけど、でもそんな岩城さんを見るのも嫌いじゃない。

いつもと違う岩城さんを見るのも新鮮で・・・

でもあんまり見ていると構いたくなって

構い過ぎるとまた怒られちゃうから見つめすぎないようにしないといけないけれど。




外で冷たい風が吹いていても

この膝の上はとても温かい。

寒さは微塵も感じない・・・身体も心も温まる・・・。




大好きな大好きな岩城さん

こんな時間が永遠に続けばいいな・・・そんなことをいつも願っているんだよ、俺。

岩城さんも思ってくれているかな。

きっと思ってくれているよね・・・。





「どうした?」

その問いににっこりと笑った。

「・・・・幸せをしみじみと味わってた」

そう答えると岩城さんがふんわりと笑った。

・・・わっ、綺麗・・・

思わずその顔に見とれる・・・何度目か分からないほど見ているのに

いつもいつもその瞳に捕らわれる。

本当に綺麗・・・



「・・・・・岩城さん・・・・邪魔しないようにしようと思っていたけど・・・」

ん?と少しだけ首を傾げる。

「ごめんね」

そう言って身体を少し起こして口づけた。

「なんだ・・・いつもより大人しいな」

笑いながら岩城さんが俺を引き寄せる。

「これでおしまいか?」

そう言いながら、パタンと本をテーブルに置いた。



・・・誘って・・・いるん・・・だよね?

じゃ、遠慮なく・・・・




岩城さんの首に腕をまわす。

そしてまた唇を合わせた・・・



ふたりでもっともっと温まろう・・・・熱くなろう・・・・


そんな休日。




2005・1・10  舞



※いつも大変お世話になっているみわさんに貰っていただいた作品です
サイト閉鎖にともない、こちらで再掲載をv
だって、素敵なイラストを描いてくださったんですものv
ありがとうございますv

大切にしますね。