キャンドル・ナイト


綺麗だな・・・

そう思った。
そんなことはいつも彼を見る度に思っているのだけど・・・
でもこんな光の中の彼を見ることはそうなくて。

「ん? どうした?」
グラスの手を止めた岩城さんがこちらを向く。

本当に綺麗だと思う・・・・。

「なんでもないよ」
そう言ってにっこり笑うと
「そうか」
とグラスを口に運ぶ。

クリスマス・・・
イブは互いに帰れなかったけれど
何とかクリスマスの夜にはこうやって顔を会わすことが出来た。

少しだけ早く戻った俺は、限られた時間でディナーを用意した。
満足・・・・ってまではいかないけれど
それでもそれなり・・・・・だと思う。
帰ってきた岩城さんも喜んでくれて
そしてこうやって時間を過ごしている。

でも今日はちょっとだけ・・・・灯りを消して・・・・キャンドルで食事を・・・と。

言い出した時、またおまえは・・・ってちょっと思われたみたいだけど
でも好きなようにさせてくれて。
今ではすっかり岩城さんの方が気に入っている様子で・・・よかった。

「いつもと雰囲気変えるのもいいね」
「そうだな」
「家じゃないみたいだ」
「ああ・・・でも」
「でも?」
「・・・・・どんな高級な所よりも素敵な場所だな、ここは」
「岩城さん・・・」
フッと笑った顔がすごく・・・いい。
「美味しい酒と愛情たっぷりの食事があって・・・」
岩城さんが真っ直ぐに俺を見つめる。
「おまえがいる」

息をするのも忘れそうな美しさと
喜び
そして
少しだけ泣きそうになったのは・・・・秘密


「うん・・・・ありがとう」
そう答えるのがやっと・・・


俺を何処まで酔わすの?
岩城さん・・・
もう俺たまんないよ。


そっと身体を引き寄せると
ぱあっと香りが立つ。

ああ、岩城さんの香りだ・・・
俺を酔わす最上の媚薬


岩城さん・・・・メリークリスマス・・・・







2008・12  舞









※短文になりすみません
でもキャンドルの光のもとの岩城さんって・・・・・すっごく綺麗だと思うのですけどv
み、見てみたい!(^o^)